くまもとひなママネット

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本ブログはくまもとひなママネット(旧STOP!放射能の会)のメンバーブログになります。
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イベント・講演会のお知らせ1 ☆映画「主権在民~フクシマから東海村へ」上映会&西山正啓監督トーク

yururunaです。

他の団体さんの主催ですが、是非多くの方に知っていただきたいのでご紹介させていただきます。

お問い合わせは各お問い合わせ先までお願いします

☆映画「主権在民~フクシマから東海村へ」上映会&西山正啓監督トーク
http://stopgennpatsu.cocolog-nifty.com/

2月15日(金)13:30~16:15(開場13:10)

場所:熊本市現代美術館アートロフト 参加:カンパ1000円

主催:熊本・原発止めたい女たちの会

問い合わせ:0963899810(永尾)kaya.ne@athena.ocn.jp

託児:09019209675(勝連)(2/13まで要予約・お子様1人200円)

協力:原発事故子ども・被災者支援市民テーブルくまもと
     熊本YWCA 
          チームキビタキ

おはなし会vol.16「friends after 3.11」の上映会を終えて

メンバーyururunaです。

1月31日(木)、ウェルパルくまもとで避難ママによる地震&放射能のおはなし会vol.16「friends after 3.11」上映会を行いました。
参加者約80名、お子さん、託児ボランティアさん、スタッフと総勢120名。
上映会後の交流会にも40名ほどの方が残ってくださり、短い時間でしたが、おひとりひとりにお話を伺うことができました。

映画が素晴らしかったのはもちろんなのですが、避難者の方だけでなく、沢山の地元の方に足を運んでいただけたことがとても嬉しかったです。

交流会では初めて参加された方も多く、まだお会いしたことのない避難者の方が沢山いらっしゃることを実感しました。
今回の交流会でも出たのですが、「避難してきて自分たちのことだけで精一杯で何も出来なくて・・・。」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。
確かに「くまもとひなママネット」は「避難してきたからそれで終わりじゃない。私たちも声を上げよう。出来ることをやっていこう。」との思いで活動を続けてきました。
その思いは今回の映画を見ても改めて思いました。
ですが、その一方で母子で家族で避難、移住を決めて現実にここ熊本にいる私たちの存在そのものに意義があり、世の中への強いメッセージになるとも思っています。
今回、100名以上の人がこの上映会に集まりました。
市民活動の拠点であるウェルパルにこれだけの人が集まる。そのことで、ウェルパルを利用する人たちが興味・関心を持ってくれたり、通りがかりの人が窓越しに「あの集まりは何やっているんだろう?」と気にしてくれる。

ひなママの代表として熊本の地元の方とお会いするときに
「メンバーは何人いるんですか?」「熊本への避難者は移住者はどれくらいいるんですか?」と聞かれます。

数ってやっぱり力になるんだ。今回の上映会を通して初めて実感しました。
だから、繋がって欲しい。
「何も出来ないので会員になるのは・・・。」という声も聞きますが、メンバーとして繋がってくれることで、「そんなに沢山の人が避難しているんだ。」と伝えることが出来る。
上映会や交流会に足を運び、地元の方の前で近況や心境を話して避難者であると言ってくれること。
避難してきたこの地で前向きに生活をしていくこと。そしてその様子を伝えること。
それが、今この日本でおきている現実を伝えることになり、汚染地域で避難を迷っている人の背中を押し、避難することが決して特別なことじゃないと伝えることになるのではないかと改めて思いました。
そして、頑張れる人がちょっと頑張って次に繋げる、先に避難して熊本でもらった恩を次の避難者、これから避難してくる人に繋げる。
『ペイ・フォワード』で繋がっていけたらと思っています。

今回の上映会は熊本にたった一人で移住してきた方が「『friends after 3.11』の上映会をしたいんです。」とひなママネットの事務局に連絡をくれたのが始まりでした。
それから彼女を中心に準備を進めました。彼女の頑張りとこの上映に関わり、ご協力してくださった多くの皆様、上映会に足を運んでくれた皆様に感謝しています。
ありがとうございました。

岩井俊二監督作品「friends after 3.11劇場版」の上映会(1/31) 開催にあたり

member oh-です。
もうすぐ1月31日ですね。
はー大丈夫なのかしらと心配と期待でごちゃ混ぜな気持ちです。
「friends after 3.11劇場版」をみてほしくて くまもとひなママネットさんにお願いしたのが昨日のことのようです。

どうしてこのような企画をもちこんだのか

あの311以降 原発事故が起きてから
数少ない友人 恋人と 縁を絶ち 私はこの地 熊本に参りました

不安でいっぱいでした
もう若くもないし 頼るべき親類縁者も 友人もいない

でも 1ヶ月も経つと 自然と友達ができて
今まで控えてきた話
 内部被爆のことや 放射能のこと 原発のこと 飲食のこと SVやベクレルのこと
なんでも話せるし 聞いてくれるし 話してくれるのです  


こんな当たり前のことが むこうではできなかった してはいけないと思っていた

でも してもいいんだよー どんどんしなっせと 熊本の大地へと足を踏み入れて感じました

そして何かお返しをしたい
自分でできる何かをしたいという強い気持ちにかられました

たまたまこの映画に出演されている方々とお会いした時に
一緒にいた友人がそれはみてみたいなーという声を聞いて
それなら、この映画を熊本の皆様とみたいと思い
くまもとひなママネットさんにお願いした次第なのです

本当にありがとうございます。
受け入れてくれた皆々様に感謝をこめて~

お時間のあるかた よかったらいらっしゃってください
何でもいいのです何かを感じてくれたら 幸いです

※詳細※
おはなし会Vol.16
岩井俊二監督作品「friends after 3.11【劇場版】」上映会・交流会
 日時:2013年1月31日(木)
     10時受付開始
     10時20分~12時35分 上映会
     12時40分~13時30分 交流会(交流会のみの参加は300円です。) 

 場所:ウエルパル熊本 託児あります



菅谷昭先生(現、松本市長)の講演会に行ってきました。


メンバーnaoko です。

先日、菅谷昭先生(現、松本市長)の講演会に行ってきました。

菅谷先生は、信州大学の外科医でしたが、1990年代にその職をなげうち単身ベラルーシに渡り、チェルノブイリ原発事故による甲状腺癌の医療支援を数年間された方です。

講演ではその経験に基づいて色々な話をしてくださいました。

実は私は、菅谷先生にずっと会いたかったのです。会ってお礼を言いたかった。
なぜなら。2011年の3月だか4月だか、まだテレビの学者が皆「直ちに人体に影響はないから大丈夫」「普通に暮らしていいですよ」などと怪しさ満点のことを言ってた時期に、菅谷先生は「ベラルーシのおじいさんおばあさんお父さんお母さんは、あの時森のキノコを食べさせなければよかった、あの時外で遊ばせなければよかった、と長い間後悔して苦しんでいる。私はそんな姿をたくさん見てきた」と言って危険に対する予防原則に触れて下さったのです。
おかげで私は、後悔しないようにと最大限の防御をすることができました。
私の子どもの寿命を伸ばしてくれた、恩人です。

実際にお会いした菅谷先生。優しいお顔していました。やっぱり最後は人間性、なのです。

そして「国策で子どもたちを避難、移住させるべきだ」ということ。「除せんに過度な効果を期待するべきでない」ということ。一番大切なことを、はっきりと仰ってくださいました。

甲状腺癌については、「発症は10年後がピークであるが事故翌年から徐々に増えている。翌年から発症例があった事実がある」ので、「いま福島で出てきている小児甲状腺癌が原発由来ではないとは言えない。由来はわからないというのが正解」と。
またベラルーシでは「小児甲状腺癌(15歳未満)の6例に1例は肺転移があった」「発見した時に小さな癌でもすでにリンパ節転移がみられる場合もあった(→この場合は手術して治癒可能)」と。
ゆえに「きちんと検査をしていき治療をしていくことが大切だ」と。

(事故後にテレビに出ていた専門家たちは「子どもの甲状腺癌が増えるだけだから大丈夫、心配いらない。甲状腺癌は治るんだから」と言ってましたよね。しかもうっすら笑いながら。あまりに腹がたったのでよく覚えています。彼らの言葉には根拠がなかったと改めて思います。また、エコー検査の間隔が2年に一度では間があきすぎますね。。)

他にも。低線量を長期被曝することで25年後に今ベラルーシでおこっていること。次に原発事故がおこった時には九州でも住民自身が身を守らなければいけないこと。などのお話しがありました。(国は守ってくれませんもんね)

福島に関しては、「差別」を心配する言葉が出てきている。「子どもたちにメンタルケアをする必要がある」と。
(これに関しては深い議論が必要ですね。差別と区別は違うこと。また、子どもたちのメンタルケアをするには、まず大人たちが正直な言葉を発して、まっとうな人間性を持たなければいけない。)

「棄民」してはならない、「国難」なんだ。「福島のことを忘れないでください」と会場の人にお願いもしていました。

言葉を慎重に選びながら話す菅谷先生の姿に私が思い出したのは、水俣病の原田正純先生が仰った「権力の不均衡のなかでの中立とはなんですか?」という問いかけでした。
私たちはいま、圧倒的な権力の不均衡の中にいます。あれだけの苛酷事故がおこり、人が死んでいるのに。原子力産業の牙城は高くそびえたっている。原子力ムラの権力は圧倒的です。誰も反省していないし、これからも原子力は推進されていく。核推進の総本山IAEAも福島に乗りこんできている。
好きなように道を歩いて、好きなものを買って食べて、自分に自由があるように錯覚してしまうけど。いちばん大切な、命を大切にする自由を制限されている。今の日本はひどく権力が不均衡な状況にあります。
そんな状況で、名を知られた菅谷先生が真実を言うことにどれだけの圧力があることか。菅谷先生の勇気に感謝します。
と同時に、こういう人に頼るばかりではいけない、無名の私たちだからこそできることがたくさんあるよね。と思いました。

菅谷先生の暖かみのある笑顔。
厳しい時代だからこそ、きわだちます。
こういう人に会うことが、子育ての活力にもなる。
私もこんな笑顔ができているかな?誰かの恩人になれるかな?

菅谷先生、遠い熊本まで来ていただいて、本当にありがとうございました。


最後に菅谷先生の著作をご紹介します。
「チェルノブイリいのちの記録」「チェルノブイリ診療記」 昌文社

日本ではありえない劣悪な医療環境も興味深いのですが、異国滞在記としても面白い。-20℃にもなる厳しい気候って!とか。初めての自炊&お弁当づくりとか。(ダジャレもちりばめられている!)
ぜひ読んでみてください。

12月のおはなし会のお知らせ

避難ママによる地震&放射能のおはなしVOL15のご案内です。

12月13日(木)10時半からDVD上映会を行います。

「福島第一原発事故後 健康被害についての考察」
特定医療法人芳和会協立クリニック・院長
高岡 滋医師
http://stophousyano.com/2012/04/819.html
4月のおはなし会の録画です。
すでにご覧の方にはDVD「内部被爆を生き抜く」の特典映像、「復興支援ば考えよう・熊本」、武藤類子さんの講演会の録画などいずれかをパソコンで上映し、ご覧いただく予定です。

会場は和室になりますので、お子さん連れもゆっくりご覧いただけると思います。
上映会後は昼食を持ち寄りで、15時まで交流会を行います。
交流会からの参加も歓迎ですので、お気軽にお越しください。

今年最後のおはなし会になります。
1年を振り返って、皆さんが自由にお話できる時間がとれたらと考えております。
皆様お誘いあわせのうえ、是非ご参加下さい。

 日時:12月13日(木)
     10時15分      受付開始
     10時半~13時半 DVD上映会
     13時半~15時   交流会

   場所:春日地域コミュニティーセンター和室
            熊本市西区春日6丁目4-2 熊本駅 新幹線口より徒歩4分
    ※市電の方も白川口から新幹線口へエレベーター地下通路にて通り抜け可能です。
  ※駐車場の台数が限られていますので、なるべく公共交通機関をご利用下さい。

   場所代・暖房代のため参加費300円以上のカンパをお願いします。
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