こんにちは、メンバーのkumikoです。
昨日は市役所および県庁への公開質問状提出があったり、東京から2か月ぶりに夫が来熊したりと
盛り沢山な一日でした。
今日も動けるメンバーは瓦礫対策に奔走してくれています。

突然判明した国からのアンケートの存在、その締切が数日後に迫っていたこと、結果は非公開と最初から通達がされていたこと。
数日前に知って驚愕!そして怒りがふつふつとわきあがりました。

瓦礫受入れ進捗状況を尋ねる形(受け入れ前提としたかのような)のものしかない選択肢。
7日の通達からわずか2週間後に設定された提出期限。
自治体に考える余地も時間も与えないでことを進めようとする、国のやり方。
腹が立つぅ~(-_-#

そして!!それに抗議するでもなく、すなおに「時間がないから」と、
市民に周知・意見を問うことをあきらめ、
放射線の専門家に相談さえしないで素人職員が返答を作成してしまおうとしている熊本市。
たのむからもう少し放射能汚染への危機感と、土地と住民を守る気概を見せておくれよ・・・と
思いました。
危機感うすくて危険なのは熊本市だけじゃないですけどね。

私の住んでいた東京都は、岩手の瓦礫受入れをすでに決定してしまいました。
受け入れへの動きがあることがネット上で騒がれだしたのは、やはり決議の数日前でしたので、
抗議の電話を掛けたりメールを送ったりしても、間に合わなかった。

東京のみんなはどうしているのか。瓦礫のことをしっているのか。
家族や友人に尋ねてみても、「え?なにそれ?」
瓦礫受入れ協議がなされていたことも、決定してしまったことも、しらない。

都民なのに。
自分たちの住んでいる土地のことなのに。
自分や家族や友人、子供たちの健康にかかわることなのに。

知らせない都政がわるい。間違いなく、悪い!
報道してくれないメディアも悪い!
だけど!
そんな横暴をゆるしてしまっているのは、誇りと危機感の欠如した都民の責任でもある。
無関心、無知、あきらめ。
その代償に、わたしたちは愛する故郷を放射能汚染させることになってしまうのです。

・・・落ち込む。

ところで。
熊本市は政令指定都市となることが決定したそうですね。
知識不足で、それが何を意味するのかよくわからないのですが、
ちょっとネットで調べてみたところ、

「指定都市は権限の委譲等により都道府県の影響が少なくなることから、
実質的に都道府県と同格に扱われ、県の中に県ができるとみられることもある」

「都道府県に準じた権限を手にすることで、自由にさまざまなことに取り組めるようになる一方、
何かあった場合の責任は重くなると言われている」

んだそうです。

熊本市には、東京都と同じ轍を踏んでほしくないです。
住民をどうか、守って。
市民にも、多くを知って、考えて、あきらめず主張してほしい。

おととい、市役所の帰り、つかれて入ったバーガーショップで、
熊本に瓦礫が持ち込まれたらどうしようかと、ぐるぐる悩んでいた時。
周りを見ると、
何も知らないで談笑する人々であふれていて、叫びだしそうになりました。

しらない。
みんな知らない。
自分の愛する土地が汚染される悲しみを。
平和な日常が奪われる怒りを。
愛する人が被ばくで死んでしまうかもしれない恐怖を。
権力や知識をもつ人たちから騙され、守られない絶望を。

わたしたちの活動が、熊本の、ひいてはこの国の運命を、好転させられることを、祈っています。
どうか、力を貸してください。
みんなで、できることから、始めましょう。
危機感を持たれた方。
自治体に電話をかけてみてください。
瓦礫問題に興味を持っている住民がいることを、アピールしましょう。
そして、周りの人に、伝えてください。
何も知らないことで、被害者にならないように。