5月10日熊日朝刊より
震災がれき処理
「説明が不十分」
 蒲島知事が環境省批判

 東日本大震災で発生した岩手、宮城両県のがれきの広域処理に関し環境省が先月、益城町で開いた説明会について、蒲島郁夫知事は9日の定例会見で「説明が不十分で市町村の理解が得られたとは思えない」と批判。必要に応じて再度の説明会の開催を求める考えを明らかにした。
 説明会には受け入れ主体となる市町村や一部事務組合の担当者らが出席。環境省九州地方環境事務所が、がれき処理の現状や安全対策などを説明した。出席者から出された安全性に対する疑問に対して、環境省側が回答につまる場面もあった。
 知事は「絆という意味では、がれき処理を全国民で考える気持ちはとても尊い。だが、将来に渡って安全性を確保できるかどうかも大きな問題。絶対安全という強い裏付けが必要だ」とあらためて受け入れに慎重な姿勢を示した(福井一基)


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IWJさんが当日の様子をUstreamに上げてくださっています。
ありがとうございます。
特に後半の質疑応答の様子をご覧いだだけたらと思います。
東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理
http://www.ustream.tv/recorded/22223110

また、大西県議がこの説明会の様子をブログに書かれています。
こちらもご紹介です。
熊本県議会議員 大西一史の県政レポート
「国を本当に信じてもいいのですか?」
http://www.kazufumi.com/?p=1499


熊本市の動き

東日本大震災:がれき処理質問、環境省が回答 /熊本

毎日新聞 2012年05月10日 地方版

 熊本市の幸山政史市長は9日の定例記者会見で、環境省に提出していた震災がれきの広域処理に関する質問状の回答があったと明らかにした。

 質問状は長崎、大分、佐賀、宮崎市との5市共同で4月19日付で提出。環境省から同月27日付で回答があった。質問は、がれき処理に関する国のガイドラインや住民説明の実施、自治体レベルでは回答が難しい市民からの質問にどう回答すべきか−−など27項目。

 市廃棄物計画課によると、回答の多くで「(がれきの)放射能濃度は不検出または低く、安全処理が可能」との記載があり、また「放射能においても総量規制で排出量を規制すべきではないか」との質問に環境省は「不要」と回答している。これに対し幸山市長は「十分な回答は得られなかった」と述べ、質問の仕方を工夫するなど引き続き回答を求めていく方針を示した。
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20120510ddlk43040520000c.html